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松下幸之助氏が京都駅からある料亭へ打ち合わせに向かっているときのこと。
隣に乗っている、最近松下電器にはいったばかりの秘書にこう言った。
「あのな、ここらへんは実はわしの土地なんや」
さすが大企業の社長、と秘書が驚いていると幸之助氏はさらに続ける。
「今からゆく料亭も、実はわしのもんなんや」
はあ、料亭も!と秘書が驚いていると突然幸之助が笑い出した。
「面白いやろ、君!そう考えたらなんか気が大きくならんか?」
これは冗談だったわけだが、幸之助氏は続けて秘書にこう諭す。
もしここらへんの土地が自分のものだったら、前を走る車も邪魔には思わないだろう。
自分の料亭の酒や料理は大事にしよう、と思うだろう。
自分の土地だからタバコを捨てたりしないだろう。
そして突き詰めて考えると「みんなのものは自分のもの、自分のものはみんなのもの」という哲学にいきつく。
私心一色になりがちな企業経営もそう考えると会社は社会のもの、という考え方ができるのだ。
秘書はこの一件で彼の経営哲学を聞いたのだった。
幸之助氏の指導にはこうした「こう考えるといいですよ、こう考えると楽ですよ」というものが多かったという。
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