"国際社会の中で、兵器を持たない国で再処理工場を持つことを許されているのは、日本だけだ。もちろん、NPT（核不拡散条約）に入っていない国で持ってしまっている国はあるが、国際社会で公式に特権を与えられている..."

国際社会の中で、兵器を持たない国で再処理工場を持つことを許されているのは、日本だけだ。もちろん、NPT（核不拡散条約）に入っていない国で持ってしまっている国はあるが、国際社会で公式に特権を与えられているのは日本のみ。その特権には義務も伴う。それは、原子力の平和利用を促進して、技術開発をして、再処理能力を持って世界の核不拡散に貢献することだ。それが日本の責任でもある。

　米国から見れば、日本が原子力をやめるということは、その特権も手放すということを意味する。だから、米国は驚いている。本気で原発をやめるのかと。