『雑談は技術』だと思ってます。 私はまぁ直接会った人ならわかるかもしれませんが、基本的に喋りまくるほうです。でもってうちは夫婦間でも4~5時間はしゃべり続けることが出来るようなお家ですけど、周りの知人のお話を聞くと・・
「夫婦で会話が続かない」
「子供がゲームばっかりやってて親の話を聞かない」
「子供と会話が無い」
そんな人がうじゃうじゃいるんですよね。
うーん勿体無い。 「言わなきゃわかんないよ」という言葉もありますけど、会話がないと何事もぎくしゃくしてしまいます。
という訳で今日は家族コミュニケーションの技術について。
最初に結論を書くと、『子供でも他人だと思え』『相手が自分だったらと考える』 こんだけ。
まぁうちは5歳と7歳の子供さんがいるんですけど、しゃべっていて気づいたことがある。
小さい人はねぇ。 しゃべる技術がなってない。
基本的に、人間って意思の疎通大好きな生き物なんですよ。 しゃべって、自分の体内のほとばしりを外に表現したい。わかってもらいたいというほとばしりがあります。
まぁ私に向かっても今日幼稚園で起きたこと、小学校で起きたこと、面白いTV番組などなどを一斉に喋ってくるんですけど、 相手も自分と同じ立場だと思ってバックボーンの説明なしでガンガン喋ってくるんですよ。
うちの子供さんたちは現在「鷹の爪団」のアニメが大好きなようで、面白かったネタを喋ってくるのですが、どういうお話か見ていないと全くわからないww
まぁここで適当に相槌打ったり流したり無視したりと様々な選択肢があるわけですが、相手も人間なんで上手く伝わらないと「この人には何言っても無駄だ」と判断するようになります。
子供さんは子供さんなりに自分の世界があって、その中の一部を、面白いと感じたことを共感してもらいたくていろいろ伝えようと喋ってくるわけですよ。
私も感想書きの一種なので、子供さんにも表現の技術を身に着けてもらいたい。
なので頑張って色々誘導して、説明の技術を身に着けてもらおうとなんていうか5W1Hみたいなので誘導してみる。 そうなると自分もやっと理解できるわけだし、子供さんも伝わると嬉しい訳で。
・子供さんは子供さんなりに、自分の世界がある。
・喋っている範囲はそのなかのごく一部。
・子供さんなりにオモシロイと思ったことを、95%背景を省略して喋ってくる
・しゃべっても無駄だと判断すると、詳しい説明をするのが面倒くさいので喋らなくなる
ってことなんでしょうね。
アニメの話から始めましたが、子供さんはゲームの話についても熱く語る。
親がやってないゲームだろうがなんだろうがバックボーンの説明なしで遠慮なくしゃべってくる。
うちは幸いにもゲーム好きな親なのでなんとか対処してますけど、ゲームに興味ない親御さんだとキツイんだろうなぁ。
これが思春期とか中学生の子供さんに育ったりすると、親子のコミニュケーション的には「親に言ってもわかってもらえるわけないし・・ ってことで親と喋らなくなるのでしょうな。
親子の会話におけるコツはこんなところだと思う。
・子供さんなりに面白いと思った点が有るはずなので、ジャンルが下らなくても一蹴しない
・会話を誘導して親にとっても理解できるように情報を引き出す
・会話で意志が伝達した!というカタルシスを感じさせる
・話を無理やり終了させ子供に不利な結果を出さない
「んなこといーから宿題しろ」 って結論になったりすると、親に報告すらしなくなる。
ビジネスにも通じるよね。
上司に状況報告して、自分に不利な結果になるようなら詳細な報告はしないでしょ?
役に立つアドバイスが毎回もらえるような上司なら、都度報告をします。自分の利益になるし。
子供さんもおんなじだわ。
自分だったらと考えると、「○○が面白いという話をしようとしたら、くだらない、宿題やれ」と返事された と言う反応だったら、もうそのジャンルについては喋らないです。
それが続くと、親には何も喋らなくなるんでしょうね。
後はイタズラだろうがなんだろうが一回は肯定した方がいい。
「まぁ面白いからねぇ。でもやられた人困るんじゃないかな?」など。
否定から入る人には話しかけたくなりますからね。 これもコツかな?
もうやるな、と禁止するより、「自分だったらこうするかな?」と代案を出すのもあり。
否定されることがわかってたら報告しません。
ちょっと追記。話外れるけど。
例えば子供さんがニートで無職な時、親に向けて「ネトゲがいかに素晴らしいか」を語るとする。
フレと楽しく過ごしたり、強大なモンスターを倒したり。面白いことはいっぱいある。
だがしかし、「んなこといいから就職しろ」と言われることが確定なら、親とは話したくない。
簡単に就職できるならすぐにするって。
そんな状態で、「子供さんと話ができません」と言われても当たり前ですわ。
そういう話を聞いた上で、ブログでもやってみる?とか代案を提案したり、○○はもう倒した?あれ倒すの13時間かかるらしいじゃん、とかw そういう話になればまぁ話は続くでしょうね。
まぁ現実そういう家庭はあんまり無いでしょうけどねw
あと何があるかなぁ。相手が興味持ってるなぁ、と思ったら、手間を惜しまずgoogleとかwiki程度でいいので知識を予め仕入れておくとより会話が長続きします。
でもって、「くだらない」「興味ない」と一蹴せず、出来れば一回触りましょう。 自分には面白いと思えないジャンルでも、相手にとっては宝物で大事な世界です。そこを尊重していないと、会話が続くわけない。
夫婦における会話においても・・
旦那さん、奥さん。それぞれ属する世界は別なわけですよ。
旦那さんが奥さんにビジネスの話をするにしても「どうせわかんないんだろうな」みたいな想像をしていたりすると、会話が続くわけがない。
普段は毎日仕事しているわけですから、それを話のネタにすればいくらでもお話は続くはずなんですよ。
この時のテクニックは2つ。
・一般人でもわかりやすいように噛み砕いて楽しいように話す
・聞き手は難しい話を理解できるように不明な点は質問しつつ、聞き取る
聞き手にもテクニックがあれば、二倍会話ができるわけで。
奥さんが旦那さんにお話をするときも同様。
ママ世界のお話、どうせ旦那にはわかんないんだろうな、と思って全く話さないと、夫婦の世界は分離してしまいます。
・旦那にもわかるように噛み砕いたり、一般論に落として話す
・旦那も適当に相槌せず、一般論に落として聞き取る
これが出来れば会話はいくらでも続くわけです。
ちなみに「人の名前を覚えるのが苦手」な人はいっぱい居ます。 私もその一人ですけど。
そういう人に人間関係を理解してもらうのは無理なので、勝手に長めのあだ名を付けましょう。
「ベンツ乗ってる○○さん」とか 「超ロンゲののママ」とか「サングラスのパパ」とかそんな適当なのでいいです。
毎回そう呼んでれば聞く方もなんとなく覚えます。
今回は家族の会話をネタに書きましたけど、これってビジネスなどにも応用できるわけで。
取引先の人、全く知らない業種の人としゃべる時にも同じように・・
というか、家族としゃべるときも、他人だと思ってしゃべるのが第一ですね。
一を聞いて十を知るということわざもありますけど、そんな人はごく一部。
背景、バックボーンをしらない他人だと思って会話していく位の方はお話は弾むのかな、と思っております。
今日はそんなとこで。
”- 1977年生まれのオタク人生 子供さんや家族と会話が続かない人向けの記事 (via petapeta)