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- 作家の読書道:第83回 穂村弘さん | WEB本の雑誌 (via whimsy)
――そうした記述をしてしまうのはなぜなのか、と。
穂村 : そうしたものは他にもあって、例えば大隈正秋さんという人が演出していたテレビアニメの初代の『ルパン三世』は、番組の冒頭で峰不二子がシャワーを浴びながら鼻歌を歌っている。隣の部屋でルパンと次元がそれを寝転がって聞いていて、しばらくしてから次元が「ちっ、ヤな歌だぜ」と言う。なぜわざわざ、次元にそれを言わせるためにその歌を延々と流すのか。格好いい、ということがあるんだろうけれど。だから僕は大隈さんのルパンがすごく好きでしたね。
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