ヤコブ・ニールセンが随分昔に定義したWEBのユーザビリティとは
・学習しやすさ: システムは、ユーザがそれを使ってすぐ作業を始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない。
・効率性: システムは、一度ユーザがそれについて学習すれば、後は高い生産性を上げられるよう、効率的な使用を可能にすべきである。
・記憶しやすさ: システムは、不定期利用のユーザがしばらく使わなくても、再び使うときに覚え直さないで使えるよう、覚えやすくしなければならない。
・エラー: システムはエラー発生率を低くし、ユーザがシステム使用中にエラーを起こしにくく、もしエラーが発生しても簡単に回復できるようにしなければならない。また、致命的なエラーが起こってはいけない。
・主観的満足度: システムは、ユーザが個人的に満足できるよう、また好きになるよう楽しく利用できるようにしなければならない。 wikipediaより引用
の5つですが、詳しいトリセツより体感で捉えられるものを好むとされている女相手に、
Nissenのサイトはこの5つをかなりハイスコアでクリアしていると思います。
ネット販売なんて、トップページやランディングページにどんだけ客を集めたって、
1ページ移動するごとにじゃんじゃん客が逃げていくわけですから、
すべてのフェイズでどれだけ離脱者を減らせるかがキモです。
つまり、商品を選ぶフェイズでは、選ぶことが楽しく、
湧いてきた疑問が最小限の移動で解決するようにしなくてはならない。
そして、そのページだけで離脱しないよう、
的確なサジェスチョンで、他のページにも誘導しなければならない。
ページを見る見込み客に「欲しいものがあるかもしれない」という期待を膨らまさせながら、
自分では想像もしていなかった欲しいものを見つけさせてあげる
という状況すら作る必要があります。
この状況作りに必要なのは、斬新なコピーよりも綺麗なイメージ写真よりも、
丁寧な商品解説とシステムの構築です。
1ページの滞在時間が長く、訪問したページ総数が多ければ
基本的にはそのサイトへの関心が高いということになりますが、
Nissenは他の女性向け通販サイトに比べ、
訪問ページ数と滞在時間が桁違いに多いのではないでしょうか。あくまで私の体感ですが。
”-
ジェーン・スーは日本人です。: Vol.17 Nissen愛してる(後編)
ジェーン・スーさんのWeb知識の詳しさが意外!
(via kotoripiyopiyo)